むし歯
むし歯になったら

むし歯になってしまったんですが。

治療はたいへんです。
保護者の方が、お子様のむし歯と気づいたときは、むし歯は相当進行しているものと思って下さい。
2歳児までのむし歯の治療は大変ですよ。まだはえてから1年ほどしか経っていないのにむし歯になってしまうのは、哺乳ビンを1歳すぎても使用していたり、乳酸飲料やスポーツ飲料水のとりすぎの場合が多いようです。
小児歯科専門医院で、診査してもらって、適切な処置とアドバイスをうけて下さい。
(大塚)

治療方法
1〜2歳児のむし歯のほとんどは上の前歯を中心とした哺乳ビンむし歯と思われます。

1.初期のむし歯
フッ化ジアンミン銀というむし歯の進行をおさえる薬を定期的に塗ることで、進化を一時的におさえます。これは治療というより応急措置といえます。

2.初期〜中程度
むし歯の部分をけずって、歯と同じ色のコンポジットレジンとよばれるものをつめたりかぶせたりします。

3.重度のむし歯
神経の治療をしたあとで、つめたりかぶせたりします。歯の根やそのまわりの病気がひどいときには抜かなければならないこともあります。

(医歯薬出版 子どもの口と歯のホームケア より)
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歯みがき
歯みがき嫌い

歯みがきをいやがるんですが。

なぜいやがるのでしょう。
お母さんは、お子様のためと、一生懸命ゴシゴシとみがいていませんか?
お母さんの頭の中には、むし歯になってはいけないと、お子様がいやがっても抑えつけて歯みがきをやっていませんか。お母さんの気持ちはわかります。でもお子様の気持ちもわかります。一度お子様の側になって考えてみて下さい。2歳児頃までは、歯みがきの意味を理解できる年齢ではありません。歯を磨いているときの真剣な顔つきで一生懸命みがいてくれているお母さんの心までは理解できないのです。
完全な歯みがきを100としましょう。
最初は50でも30でもいいのです。ようするに遊びのなかで楽しく、そして毎日継続して歯みがきを続けて下さい。そのうちに30が50に、50が70にとなっていきます。
この時期は、歯みがきの習慣をつける時期なのですよ。

(大塚)

上手な歯みがき

1.姿勢
子どもを上向きに寝かせ、頭をひざにのせてのぞき込むようにしましょう。

2.口もと

上くちびるを上げれば上の前歯がよく見えて、下くちびるを下げれば下の前歯がよく見えます。

3.汚れ

歯と歯ぐきのさかいめ、歯と歯のあいだ歯の噛み合う面の、みぞのなかにたまります。

4.歯ブラシ

あまり固くないもので、小さめがいいようです。

5.見る

みがく歯をよく見てください。ブラシが歯ぐきにあたるといやがります。

6.時間

長くなるといやになります。さっさと終わりましょう。

7.フォロー

歯みがきのあとは、お子さんと少し遊んであげてください。

この時期は習慣づけが目的です。

歯みがきを理解できる年齢ではありませんし、お口のなかは敏感ですからたとえお母さんであってもゴシゴシされるのはいい気持ちではありません。楽しい雰囲気で遊びの延長で要領よくみがいてください。みがき方のコツを歯科医院で習うことができます。

(医歯薬出版 子どもの口と歯のホームケア より)

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おやつ
おやつの与え方

おやつの与え方を教えてください。
  1. 時間を決めて、できれば、食卓で食べる事。
  2. 量と内容は、母親の判断で。
  3. レパートリーを広く、2種類以上の食品の組み合わせで、飲物もつけて。
  4. 喉が渇いた時は、水、お茶、麦茶等。
    牛乳やジュースは、だめ。
  5. 夕食後のデザートは、時間をおかずに食べる事。
  6. 睡眠前の1時間は、飲食しない。水、お茶、麦茶ならばよい。



小児歯科医師として、上記が、おやつについて、守って欲しい事項です。
「食」によって、我々人間の身体は、生かされています。
子どもの欲しがるままに、お菓子や、清涼飲料を自由に与える母親に健康な子どもが育つわけがありません。
「食」は、母親が、子どもにさずける愛情の教育であるはずです。子どもの一生の健康を願う母親であるなら、約束の時間がくるまで、せがむ子どもを待たせることぐらい、簡単にできるでしょう。
子どもにとって、待つ時間は、貴重な時間。空腹感がつのり、夢がふくらむ時間。
そして、待ちこがれた、約束の時間が来た時、与えられる充足感は、より大きく、満足も深く、親子のきずなを太くするのではないでしょうか。
また、幼児期より、自由な「食」を与えられて育つ子どもは、自制心や、ルールに従うこと、自分の健康を守ること等、どこで学べばいいのでしょうか。


むし歯予防は、よい育児です。

かしこい母親の、愛情あるしつけ、これが大切です
決して、歯ブラシの使い方の上手下手、回数ではありません。

(道家)

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